地福寺(気仙沼)

地福寺(気仙沼)
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2015年9月25日金曜日

10月27日 気仙沼サンマまつり(ゲスト:大城バネサ)


9月27日、気仙沼海の市 西側駐車場特設会場にて、2000匹のサンマが振る舞われる気仙沼サンマまつりが開催されます。

また、かねてより地福寺が応援しております歌手の大城バネサさんがゲストとして出演されるということです。



秋といえばサンマ。観光で気仙沼にいらしている方はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

また、同日には気仙沼市田中前界隈で第4回気仙沼ストリートライブフェスティバルが開催されています。

気仙沼市内外から総勢50バンド、200人ものミュージシャンが集まり、様々なジャンルの音楽が演奏されます。

午前はサンマと大城バネサさんの演歌、午後は田中前に移動して音楽三昧、という贅沢な過ごし方が出来そうです。

本日の地福寺(2015年9月25日、曇り〜雨)


本日は夕方から雨、次第に雨脚が強くなってきました。

厚い雨雲のせいで、今日は暗くなるのがずいぶん早いようです。

地福寺の本堂と花園会館では、明日開催される海の殉難者慰霊法要の準備がおこなわれました。


10月3日には、海べの森の植樹祭がおこなわれます。


禅や写経にご興味のある方は地福寺にお問合せください。


10月10日には気仙沼市東新城の新城沖公園にて東北マルシェが開催されます。地福寺の関係者も出店や音響、バンド演奏などで関わっていますので、ぜひお楽しみください。


「みんなの集まる みんなのお寺」どなた様もご自由にご参拝ください。

9月26日 海の殉難者慰霊法要


9月26日(土曜日)10時40分より、第41回 海の殉難者 慰霊法要が地福寺にておこなわれます。

海難事故などにより亡くなった方々、594柱の慰霊法要です。

気仙沼の基幹産業である、水産業を力強く支え、殉じた方々を追悼いたしましょう。

ご遺族の他にも、お気持ちのある方はどなたでもご出席いただける法要です。

2015年9月19日土曜日

「取るつかむ 手を休めての 彼岸かな」秋の彼岸入り


「取るつかむ 手を休めての 彼岸かな」

彼岸会は一般にお彼岸といわれ、春分の日と秋分の日を中心として、その前後三日間の計七日間のあいだに、お墓参りなど先祖供養をする行事だと思われていますが、本来は「仏教の実践週間」というべきものなのです。

この彼岸とは、梵語(ぼんご)のパーラミター(波羅密多)を意訳した「到彼岸(とうひがん)」を略したもので、迷いや悩みの多い私たちの住む世界(此岸:しがん)から、理想とする人間完成の悟りの世界(彼岸:ひがん)に至るために実践しなければならない六つの徳目(六波羅蜜:ろくはらみつ)を実行する期間なのです。


六波羅蜜とは、

1.布施:ふせ(執着をなくしましょう)
2.持戒:じかい(心を制しましょう)
3.忍辱:にんにく(苦しみを乗り越える力を養いましょう)
4.精進:しょうじん(正しい生活のために一生懸命努力しましょう)
5.禅定:ぜんじょう(心を落ち着けましょう)
6.智慧:ちえ(真理に目覚めましょう)

ーのことで、この行を修した結果、彼岸に至ることができるというものです。

彼岸の期間中、各家庭では仏壇をきれいにして、新しい花や団子、おはぎ、それに故人の好きだったものをお供えします。また、お墓参りに出かけ、お墓を掃除して、花、線香、お水、供物などを供えてお参りします。

こうした先祖供養は、故人への追慕とともに、故人の善行を自分自身の人生の糧とし、また故人の悪行は自身の反省と懺悔とみていくことが大事なのです。そして、こうした故人のおこないを常にわが身に照らして、明日の活力を養う基とすることが”彼岸の心”と理解しておきましょう。

(わが家のまつりごと 臨済宗の仏事 監修:松原哲明 龍源寺住職 世界文化社 より抜粋)


境内に目を向けると、秋明菊が咲いていました。写真の白い花のほか、紫の可憐な花も多く咲いております。地福寺にお越しの際にはぜひ探してみてください。

本日の地福寺(2015年9月19日、快晴)


本日の気仙沼は昨晩の豪雨が嘘の様に晴れ渡り、日差しが眩しい一日となりました。

夕方になっても外にいると汗ばむくらいの陽気ですが、寺務所は風通しがよく涼しく過ごすことができます。


この活け花は池坊師範の鈴木優月さん(地福寺花園会女性部れんげの会の庶務をつとめられています)が定期的に活けてくださっているものです。


こちらのポスターは10月10日に気仙沼市東新城の新城沖公園で開催される「東北マルシェ」のものです。天気が良くなるといいですね。

その他、この連休中にはK-portで森村献スペシャルのコンサートがあるなど、イベントが盛りだくさんの秋となりそうです。


そして、地福寺に心を寄せてくださっている歌手、秋元順子さんよりメッセージが届きました。新譜「ROSE」、楽しく拝聴しております。(秋元順子 オフィシャルウェブサイト

9月22日 森村献スペシャル with 志村享子(Vocal)K-port(再掲)


気仙沼では6度目の開催となる、日本を代表するラテンミュージシャンによるライブコンサートをお知らせいたします。

森村献スペシャル with 志村享子(Vocal)


  • 日時:2015年9月22日(火・祝)18〜20時(開場17時半)
  • 会場:K-port(ホームページ
  • 入場料:予約2,500円、当日3,000円(1ドリンク付、中学生以下無料)
  • ご予約/お問い合わせ:K-port(0226-25-9915)、「東北に音楽を届ける会」市毛 090-1880-6642 hola.yukikoichige@gmail.com
  • 出演:森村献(ピアノ)from 熱帯ジャズ楽団、小泉哲夫(ベース)、伊波淑(パーカッション)from Orquesta De La Luz
  • ゲスト:志村享子(ボーカル)

10月3日 「第4回 海べの森の植樹祭」(再掲)


10月3日、NPO法人 海べの森をつくろう会が主催の「第4回 海べの森の植樹祭」が開催されます。

地福寺の近く、波路上原118−1を会場に、15種類2000本の植樹を行うということです。

現在、参加者を募集中とのこと、ご希望の方は海べの森をつくろう会 ホームページにてご確認ください。

2015年9月11日金曜日

本日の地福寺(2015年9月11日、大雨)


片山住職が「自然の猛威にただただ驚愕 、」とおっしゃられているように、この大雨による多大な被害の情報が次々と入ってきています。

気仙沼では昨晩から特別警報や土砂災害警戒情報、避難準備情報が発令されていましたが、河川の決壊などの情報は無く、現在は収束してきているようです。

この写真を撮影したのは14時半頃なのですが、ほんの一瞬だけ太陽が覗き、影がはっきりしました。


週末は晴れの予報です。もうこれ以上被害を拡大せず、収束してくれることを切に願います。


地福寺から肉眼で確認できるほど、波が高く、強く飛沫を上げています。


10月3日 「第4回 海べの森の植樹祭」


10月3日、NPO法人 海べの森をつくろう会が主催の「第4回 海べの森の植樹祭」が開催されます。

地福寺の近く、波路上原118−1を会場に、15種類2000本の植樹を行うということです。

現在、参加者を募集中とのこと、ご希望の方は海べの森をつくろう会 ホームページにてご確認ください。

「忘れないで下さい」

自然の猛威にただただ驚愕 、
東日本大震災から四年半、今日 月命日



「忘れないで下さい」片山詠 作詞

忘れないで下さい あの日あの時を
忘れないで下さい

風サワサワと 瓦礫の街に
残る爪痕を なぞっている

思い出は皆 砕かれても
胸に受け止めて 残してるのに

時の彼方に 連れ去ってしまう
風はまだ 吹き荒れている
止んではいない

忘れないで下さい あの日を
忘れないで

覚えていて下さい あの日あの時を
覚えていて下さい

波ザワザワと 黒波岸に
刻んだ傷跡を 洗っている

思い出は皆 つぶされても
両手につつみ受け 抱えてるのに

時がすべてを 連れ去ってしまう

波はまだまだ 押し寄せている
引いてはいない

忘れないで下さい あの日を
忘れないで

時の彼方に 連れ去ってしまう
風はまだ 吹き荒れている
止んではいない

忘れないで下さい あの日を
忘れないで

2015年9月4日金曜日

本日の地福寺(2015年9月4日、曇り/晴れ)


本日の地福寺は曇り、時折晴れ間がのぞき涼しい気候です。
つい先日まで暑い暑い、と言っていたのがずっと前のようにも思えます。


この活け花は池坊師範の鈴木優月さん(地福寺花園会女性部れんげの会の庶務をつとめられています)が定期的に活けてくださっているものです。

地福寺ホームページでは「ご祈祷」「体験(座禅、講話など)」のページをご用意いたしました。今後内容を充実してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

秋彼岸「信心とは、心の方向転換である」


お彼岸は「彼の岸」(向こう岸)つまり仏さまの世界であり、悟りの世界のことです。この「ヒガン」に「日願」という字が当てられることがあります。

日本人は、お日さまをとても大切に拝んできました。ですから、太陽が真東から出て真西に沈むとともに、昼と夜の長さが同じ秋分(春分)の日は、とりわけ重要な節目だったのです。あるお経に、東方は薬師如来の浄土だとされています。つまり、お彼岸の朝、まず東の朝日を拝むことは、病気を治し安楽を与えてくださる薬師さまに健康を願う、日願(お日さまに願う)になるのです。そしてもちろん西方は、阿弥陀さまの極楽ですね。仏さまを固く信じて亡くなったり、また供養を受けたご先祖さまは、ここで心安らかにお過ごしだと信じられています。即ちお彼岸に沈む夕日に手を合わせれば、そこは正真正銘、真西の極楽の方向であり、夕日にご先祖様の安らぎを願う・・・日願となるのです。

朝は東に家族の健康を祈り、夕には西にご先祖さまへの感謝の祈りを捧げる。では日中は・・・?ご供養やお墓参りはもちろん大切です。でもそれだけでは足りません。お彼岸の一週間は、お釈迦さまの教えに親しんで、私たちの住む迷いと苦しみ多きこちら岸(此岸)から、安らぎの向こう岸(彼岸)に目を向けて努力していこうと、自らの生き方を謙虚に見直して、信心を新たにする期間でもあるのです。

人の一生は、
おてんとうさまと握飯を負うて、
風光佳なるところに遊ぶが如し。
人に喜んでもらうことをもってのみ、
おのれを活かす道と知るべし。
(仏教研鑽会『日票式人生読本』より)

という味わい深い言葉があります。私たちは誰もが、生きるために必要なものをすべてタダで与えられて、景色の美しいところを巡りながら、一生かけて旅をすることを許されています。その私たちができる唯一の恩返しは、ご縁あって同じこの社会に生かされているお互いが、やさしい気持ち(慈悲の心)を向け合って、仲良く暮らすしかないという教えでしょう。

このお彼岸の一週間、まずは「わたし」から、この方向に一歩進んでみませんか?